星空・天の川の撮り方|初心者でも夏の旅行先で家族と見た星空を残す設定と機材選び

星空・天の川の撮り方 初心者の設定と機材選び 夏の旅行先で家族と残す

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夏の旅行やキャンプで、夜空を見上げたら一面の星——「これを残したい」とスマホを向けたのに、撮れたのは真っ暗な画面だけ。星空は、スマホがいちばん苦手とする被写体のひとつです。

でも、難しく考える必要はありません。明るいレンズのついたカメラ・三脚・少しの設定、この3つがそろえば、初心者でも天の川は撮れます。そして「そのためにカメラを買うのは…」とためらうなら、夏の数日だけ借りて試すという手があります。

この記事は、カメラに詳しくない人が、夏の家族旅行先で子どもと見た星空を残すことをゴールに、必要なものとカメラ設定、場所と時期の選び方、そして機材の用意のしかたまでを順番に解説します。

まず知っておきたい「スマホと一眼の差」と必要な3つ

スマホで星空が撮れないのは、星のような弱い光を写すにはシャッターを長く開ける(長時間露光)必要があるからです。スマホにも夜景モードはありますが、本格的な星空・天の川は、次の3つがあると一気に撮れるようになります。

  1. 明るいレンズのついたカメラ — F値が小さい(明るい)レンズほど、暗い星の光を多く取り込めます。
  2. 頑丈な三脚 — 15〜30秒シャッターを開けるので、手持ちは不可能。少しの風でもブレない三脚が必須です。
  3. 暗い場所 — 街明かり(光害)の少ない場所。肉眼で天の川がうっすら見えるところなら、カメラではっきり写ります。

逆に言えば、この3つさえ用意できれば、あとはカメラの設定を少し変えるだけです。

初心者の星空カメラ設定(4ステップ)

設定はシンプルで大丈夫です。次の4つを合わせれば、まず星は写ります。

① 撮影モードは「マニュアル(M)」にする

明るさを自分で決める必要があるため、Mモードにします。難しそうに見えますが、いじるのは下の3つだけです。

② F値はできるだけ小さく(レンズの開放)

レンズが出せるいちばん小さいF値にします。F2.8前後が目安です。小さいほど暗い星まで写ります。

③ シャッタースピードは15〜30秒

まず20〜30秒から試します。長くしすぎると星が線状に流れていくので、点で写したいときは短めにします。

④ ISO感度は1600〜3200から

ISO1600〜3200を目安に。空がうっすら明るく星が白っぽくなるときは下げ、暗くて写らないときは上げます。

一般的な出発点は「F2.8/シャッタースピード30秒/ISO3200」あたりとされています。あとは撮った画像を確認しながら、明るすぎれば数値を下げ、暗すぎれば上げる——これを2〜3回くり返せば、その場のちょうどよい設定が見つかります。

ピントは「暗くなる前」に合わせておく

真っ暗だとオートフォーカスが効きません。日が沈む前に遠くの景色でピントを合わせ、そのままマニュアルフォーカスに固定しておくと安心です。シャッターを押す振動でブレないよう、2秒タイマーを使いましょう。

場所と時期えらび ― 夏は天の川が見頃

機材と設定が同じでも、場所と日時で仕上がりは大きく変わります

  • 暗い場所を選ぶ — 街明かりから離れた高原・キャンプ場・海辺など。光害が少ないほど星が増えます。
  • 月明かりを避ける — 新月の前後、または月が沈んだあと・昇る前の時間帯がねらい目です。満月だと空が明るく、星は写りにくくなります。
  • 夏は天の川のシーズン — 夏の夜は天の川が見やすく、8月中旬には流れ星の多い時期もあります。家族旅行やキャンプの予定に合わせやすいのも夏の利点です。

天候は運もあるので、「条件が合えば撮れる」くらいの気持ちで、晴れた夜にチャレンジしてみてください。

機材を持っていないなら「買う前に借りて試す」

ここまで読んで、「明るいレンズのカメラなんて持っていない」という人がほとんどだと思います。年に数回の星空のためにカメラ一式を買うのは、さすがに気が引けますよね。

そこで現実的なのが、夏の数日だけ機材を借りて試す方法です。明るいレンズのついたカメラを、旅行やキャンプの期間に合わせてレンタルすれば、買わずに「自分に撮れるか」をまず確かめられます。気に入ってから購入を考えても遅くありません。

  • まずは気軽に試したい・続けるか分からない → GOOPASS
  • 旅行・キャンプの数日だけ借りたい → レンティオ

レンタルの選び方(料金・受取・補償)はカメラレンタル全体の比較・選び方に、カメラの種類で迷う場合はミラーレスと一眼レフの違いにまとめています。夏の家族旅行・帰省のカメラ選び全般は夏の帰省・家族旅行カメラの選び方もどうぞ。同じ夜の被写体である花火大会の撮り方夏祭りの撮り方も参考になります。三脚は別途必要なので、レンタル時に一緒に借りられるか確認しておくとスムーズです。

失敗しないための持ち物・当日チェック

現地で「あれを忘れた」とならないよう、出発前に確認しておきましょう。

  • 予備バッテリー(長時間露光と夜の冷えで消耗が早い)
  • 容量に余裕のあるSDカード
  • 頑丈な三脚(風で倒れない安定したもの)
  • 赤色ライト/ヘッドライト(足元の安全確保。白色より目が慣れた暗さを保てる)
  • 羽織るもの(夏でも夜の高原・山は冷えます。子連れなら特に)
  • 2秒タイマー、またはレリーズ(シャッター時のブレ防止)

子ども連れのときは、足元の安全と防寒をいちばんに考えて。無理のない範囲で、短時間だけ挑戦するのがおすすめです。

撮ったあとは、家族で見返す・形に残すまで

せっかく撮った星空も、スマホやSDカードに入れっぱなしだと見返さなくなりがちです。スマホをなくせば消えてしまうことも。

「子どもと見た、あの夜の星空」を、フォトブックやプリントにして家族で見返せる形に残すところまでが締めくくりです。安く形に残す方法はフォトブックの比較記事でまとめています。

よくある質問(星空・天の川の撮影)

Q. スマホでも星空は撮れますか?
A. 最近のスマホは夜景・星空モードがあり、明るい星や月ならある程度撮れます。ただし天の川のような淡い光は、明るいレンズのカメラと三脚にはかないません。「しっかり残したい」ならカメラ、「記念に手軽に」ならスマホ、と割り切るのがおすすめです。

Q. どんなレンズがいいですか?
A. F値の小さい(明るい)広角レンズが向いています。難しければ、レンタルで「星空・夜景向け」のセットを選ぶと迷いません。

Q. 満月でも撮れますか?
A. 月が明るいと空全体が明るくなり、淡い星や天の川は写りにくくなります。新月前後をねらうと、星の数がぐっと増えます。

Q. 子連れでも大丈夫ですか?
A. 暗い場所・夜間なので、足元の安全と防寒に気をつければ大丈夫です。長居せず、晴れた夜に短時間だけ楽しむくらいが、子どもにも無理がありません。

まとめ

星空・天の川は「難しそう」に見えて、明るいレンズのカメラ・三脚・少しの設定さえあれば、初心者でも撮れる被写体です。

  1. 必要なのは「明るいレンズのカメラ・頑丈な三脚・暗い場所」
  2. 設定は「Mモード/F値は小さく/SS15〜30秒/ISO1600〜3200」から調整
  3. 新月前後・光害の少ない場所をねらう(夏は天の川の見頃)
  4. 機材がなければ、買う前に夏の数日だけ借りて試す

夏の旅行先で子どもと見上げた星空を、スマホの真っ暗な画面ではなく、形にして残していきましょう。

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この記事を書いた人:かんた

「かぞくカメラ」運営者。ふだんはiPhone派のカメラ初心者。だからこそ“買う前に借りて試す”をモットーに、実際にプロ用機材(SONY FX3ほか)をレンタルして愛犬や記念日を撮影。同じ初心者目線で、家族の“撮り直せない日”を後悔なく残す方法を発信しています。

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